【なぜ、人は文章を書くのか】さみしい夜にはペンを持て

私は、月2,3回本屋に足を運ぶ。

それは、単純に本を探しているという理由もあるが、

待ち合わせ時間より早く着いた時やちょっとした隙間時間を埋めるためだ。

たちとも

知人のおすすめの本を読むことが一番多いですね、最近は・・・

店内に入ると、平日の昼なのに多くの人が本を片手に、店内をうろちょろしている。

蟻みたいだな、そんなことを思いながら、物色を始める。

自分もその蟻の一部になっていることに気づかず・・・

最近出た新書、流行の本、店舗お勧めの本、名著。

私自身、雑食タイプなので、タイトルと著者と目次を確認し、

今は、手に荷物を増やせないと思い、アマゾンで速攻3、4冊注文する。

数日に渡り、購入した本が届く。

「さみしい夜にはペンをもて」

タイトルと表紙を見ての購入だった。

買ってから、すぐに読み始めるタイプでもないので、

ふとした時にパッと本を広げる。何とも言えない文章の書き方と内容の設定に

「あぁ、これは俺が好きではない本だ・・・」

2ページ読んで、本を閉じた。

たちとも

なんで、この本を買ったのかと後悔しましたわ笑

それから数週間が経った。ぼちぼち読むかぁ・・・と重い腰を上げて、

本書開く。一度目の拒絶感はない。

どうやら、この本は

文章の書き方と日記の重要性」を主題に置いた本であった。

さらに本作は、名著「嫌われる勇気」を書いた著者の一冊ということを知る。

なるほど。それ故に、物語調の構成で少し独特な文調なのかと、合点がいく。

簡単に、この本を読んで役に立った部分を3点書こうと思う。

目次

「考える」と「悩む」の違い

人は、生きていくうえで必ず「何か」に対し、常に思考を巡らせる。

その際に、一度立ち止まり、それは「考えている」のか「悩んでいる」のか・・・

どっちなのかをはっきりしたほうが良いと、著者は述べている。

「考える」ことは、答えが出る問いに対して起こすアクション。

「悩む」ことは、答えがない問いに対して起こすアクション。

また、追加で「考える」ということは、「手を動かして文章を書くこと」と述べられてた。

ここで、手を動かして書くのが、めんどくさいという主人公に対して、

「それは、手を動かすことがめんどくさいのではなく、考えることがめんどくさいのだ」

と一刀両断していた。

私は、拳銃で脳天をぶち抜かれた気がした。

たちとも

撃たれたことないんから、わかんないですけどね・・・

そうなんだよなぁ、頭の中で考えているというのは、

本質的にも隠喩的には、何も考えれてないというのと同義なのだ。

頭の中で、構造化できるくらい自分は賢いのか?

そもそも、頭の中で考えられるくらいの内容なら、もう課題解決したのと同じだ。

もう一度、書く。

文章を書くことは、考えることであり、考えたいなら、文章を書くこと。

文章を書くのが、めんどくさいと思ったなら、それは、考えるのがめんどくさいということ。

所詮は、その程度の課題なのだと、肝に銘じよう。

日記の読者は、未来の自分である

今年の新たな試みとして、私は日記を書き始めた。

これで諦めたなら、最後。

もう日記を書くことはない・・・そう意気込んで始めたこともあり

1月1日から一日も欠かさず書き続けている。

そう思うと、やはり背水の陣は、効果覿面である。

書く内容は、自身の心情やその日の出来事などを書く。

だが、著者は日記は、自分の心情を中心に書くべきだと述べていた。

そうなると、ポジティブな内容だけなく、ネガティブな内容にもなる。

だが、それを読むのは自分だけだから、気にすることなく、書けばいいと。

たちとも

そうなんだよなぁ・・・ちなみに日記を書くのは今でもめんどくさいです笑

また、私はこのブログで月末に月報を書いている。

その際、1ヶ月間に書いた日記の内容を振り返ることにしている。

こうすることで、

自分だけの「書きもの」だったものが、自分だけの「読みもの」に変わる。

これと同様のことを著者も述べていた。

これは、明らかに丁寧な生活を心掛けている感じがして、お勧め度は高い。

文章を書くコツは?

文章を書く際のコツは、その描写をスローモーションで振り返ることだ。

冒頭の文章は、それを少し意識して書いた。

「外食して、ご飯を食べて、おいしかった」

という一文もスローモーションで書くと、

駅に到着した、やはり東京は人が多すぎる。

携帯で行く店を探す、この店悪くないなと思い、友人に連絡する。

少し待っていると友人が来た、店に向かう足並みを進める。

店に到着した。炭火焼の匂いがすごい、これは、服に2000%付くなぁ

そんな雑念と、料理への期待感で頭がいっぱいになる。

このように、一つの動作でもゆっく~り捉えると

その時の動作一つ、心情1つをよりリアルに、かつ繊細に届けることができる。

あぁ、これが文章を書くコツか・・・

これまでそんなことを考えることなく、殴り書いてきたから、

これからは、少し意識して、今後文章を書いていこうと思う。

まとめ

特に選んだ理由がない本から、多くの事を学ぶきっかけをくれた。

本との出会いは、それが本当にすごい。

是非、皆さんも用事がない日、隙間時間がある時には、本屋に立ち寄り、

直感を信じて、本を選んでみてはいかがでしょうか?

では、また

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