【東南アジア遠征#9】今しか出来ない、経験を追い求めて。

全開の車窓にボサボサになる髪。

対面4人席の前2席は壊れて、再起不能。

隣に座るは、お菓子をたくさんくれる性格が良いジャイアン。

私は今、陸路でラオスの首都ヴィエンチャンに向かっている。

今、思い返してみると国境はいつも空から超えていた。

前々から、一度はラオスに行ってみたいとは思っていたが、タイミングを逃し、今回に至る。

何事もタイミングとか言い訳をしていると、タイミングを逃す、これはライフハック。

如何せん、陸路で国を跨ぐことがなかったものであるから、リサーチ段階で少し手こずる。

タイの首都、バンコクから目的地までは約12時間。

ここで問題なのが、席をどのランクにするか。

ランクには、松竹梅があり、最上級は寝台で、値段にして1万円は切る。

航路で目的地に行く場合は2万円ちょいだと考えると、そこまで高くはない。

一方、梅の値段は1,000円ちょいで、クオリティは冒頭通りだ。

どれを買うか悩んだとき、昔、自分が好きだったテレビ番組で流れたあるフレーズを思い出す。

「ある」幸せがあるなら「ない」幸せがあったっていいじゃない。

そう考えると意外なほどに心は浮き立つ。人生は自由だ。そしてどこまでも開かれている。

情熱大陸

私は、「ない」道を選んだ。

何か経験するときのソースは、そのほとんどがお金があればできる経験がほとんどなのかと思っていた。

たかよくよく考えてみると、

何かを経験するときのソースは、お金・健康(体力)・時間なんだなと。

このバランスを取ることで、特定の経験ができる。

今回は、1000円ぐらいしかかからないが、それ以上の価値がある。

きっと、10年後同じことはしようといないだろうし、そんな時間も取れるかわからない。

この経験は、いつか自分の血となり肉となる。

そんなこじつけがましい、理屈っぽいことを並べることでしか、自己肯定することができないほど、

この選択は本当に過酷であり、2度としない経験となった。

190. 陸路で国境を超える
Why: 陸海空で国境を跨いでみたいだろ。地球に住むなら。
How: 行動するだけ
Done: 電車に揺られて12時間。国境越えの時に叩き起こされてキレそうだった

Bucket List-190

【東南アジア遠征#10】ベテラン旅人、このタイミングで痛恨のミス。

あまりの寝心地の悪さに、嫌気が指しながらもラオスの首都ヴィエンチャンに到着。 ここから、鉄道で2時間のところにあるルアンパパーンが目的地。 駅について、すぐ両替後、チケット売り場へ。 目的地に向かう電車を!!というと既に売り切れだと言われた

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