昨晩はどうだった?パーティーはしたかい?

ここ最近、目覚めが悪い。

そう書いたが、実際は進学して以来ずっと体調が悪い気がする。

毎朝、二度寝を繰り返し、

いや、二度寝は繰り返したら、二度寝の定義から外れてしまうよな。

こんな、どうでもいいことを書いていたら、いつまで経っても本題に入れない。

話を戻す。

朝起きて、敷布団によだれが大洪水しているのに気づいた俺は、

朝一に大学に行くことを秒諦め、洗濯機に敷布団をぶち込んだ。

寝ている時によだれが口から出るのは、睡眠の質が悪い証拠だとどこかで聞いたことがある。

話を戻そう。

いつもなら、シャワーを浴びて、身支度を整え、軽く朝ご飯を食べてから大学に向かう。

かかる時間は、大体30分。

今日は、朝から洗濯物を干すまでの幸か不幸か中途半端な空き時間ができた。

かと言って朝からすることはない。

そのため、すぐに椅子に座ってパソコンを立ち上げ、メールの返信といった軽い雑務をこなす。

洗濯物は、まだ終わらない。

朝から暇するほど心に余裕のない俺は、オンライン英会話のサイトを開いた。

俺は、この1年間1レッスン30分ネイティブ講師とのオンライン英会話を毎週5回行うという

頭がはち切れそうな十字架を自分に課した。

それを朝から行うため、机の照明を付け、カメラ位置を変え、準備を整える。

雰囲気は、もはやYoutuber。

講師を選ぶ画面になり、俺の背筋は伸びた。

あの男がいる。

そこには、俺が心の中でパーティー男と呼ぶ一人の黒人男性がいた。

朝からこいつを選ぶとそのテンションの高さに付いていけず、いつもエネルギーを吸い取られる。

しかし、ここまで来たらしょうがないと思い、クリックした。

パソコンの画面に映る通称パーティー男。

「Good morming」

俺はそういうと、

「Hi!!!!」

相変わらず、元気だなコイツ、そう思いながら、自分の置かれている状況を説明する。

普段はこの時間にはオンライン英会話はしないが、たまたますることになったんだと。

軽く、相槌を打った後、パーティー男は俺に質問した。

「How was your last night ? Did you Party ?(昨晩はどうだった?パーティーはしたかい? )」

こいつは、毎度俺にこの質問をする。

「Of course, doing research is like party for me, you know!!(もちろん、研究をすることは、私にとってパーティーみたいなものですからね!)」

こんな饒舌な英語は朝から出てこず、変な間が空いてから、

「I’m not a party man(私はパーティー男ではない)」

というくそ面白くない返事をして、会話が終わった。

その後は、酒を飲む前には、ウコンの力かヘパリーゼを飲むと2日酔いには全然ならないぜ!!

とかいう酒を飲み始めた大学生みたいな会話をハイテンションでし、

30分が過ぎオンライン英会話は終了した。

朝から、案の定体力を奪われた俺は、不意に思った。

あぁ、朝からセンタクしなければよかったと。

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