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【初投稿】ブログ開設のきっかけ
ブログを開設した際の初投稿の一行目は、小説家で言えばデビュー作の一行目に相当する今後の命運を分けるとてつもなく大事なもの。
夏目漱石なら「吾輩は猫である」、太宰府なら「メロスは激怒した」、川端康成なら「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」みたいな感じだ。
俺は鼻で笑い、それを無下にする。それで良いんだ。
いや、それが良いんだ。自由に書くのが一番いい。
ゴールデンウイーク真っ只中。あまりの暇さに頭がおかしくなりそうな俺は、不意に近くの田んぼ道を散歩することにした。所詮は田舎ということもあり、ものの数分で飽きる。
最近始めたゴルフのスイングをしながら家に帰る帰路、
突然、話しかけられる。相手はいつも家の前で暇そうにしている大家さんだ。
「ゴルフすんか?」
「はい。半年前から始めました。」
「hrfobjopjdfvpszjkdgosj」
「そうっすね(なに言ってるか何もわかんねぇ)」
たわいもない会話を数分し、いつか一緒に行こうな!笑顔と言われ、その場を後にする。なんなんだろうなこの感情。悪くない。むしろ気持ちがいい。
家に着き、何をしようかと考えている時に、不意に思い出す。
「あぁ、俺、ブログ開設しようと思ってたのに、半年以上経っちまったなぁ」と。
このタイミングを逃したら永遠にしないだろうと、俺はパソコンの前に座り、キーボードを叩きまくる。
ものの数分で、準備は出来た。結局そういうことなんだよなぁ。
やろうと思えば大抵のことはできる。行動するかどうかの話。
俺が家の前でゴルフのスイングをしなければ、このブログは開設されていないかもしれない。そんなことを考えている孤独なゴールデンウイークであった。
大家さんに圧倒的感謝。
大家さんがいずれ、俺のブログを見てくれることを祈る。