【書評】「ユダヤ人大富豪の教え」を読んだ感想

ふと、考えたこと

私はこれまで、ある程度の量の本を読んできました。

しかし、何も頭には残っていません。

家にある数百冊の本は、ただの場所を取るお荷物と化してしまいました。

ジャンルとしては、小説、専門書、エッセイ、自己啓発、古典といったありとあらゆる本があり、それらを乱読してきました。

そして、私はついに気づきました。

読書は、アウトプットして初めて意味がある。

たちとも

小説といった娯楽のために読む本は、話が別ですが、

自己投資として読む本は、何度も読むか、読んだ内容を言語化にして初めて意味があるのでは、ないでしょうか。

Youtubeなどで見る本を要約したような動画は、いうならばジャンクフード。

私の大好物です

読んだ気になるが、何も身になりません。それに気づいて以降、見るのをやめました。

そこで、これからは自身が読んだ本をこのブログにまじめに記録していこうと思います。

本記事では私が最近読んだ本である

「ユダヤ人大富豪の教え」

の感想を書いていきます。

では、いこう。

この記事はこんな人に役に立つ
  • おすすめの本を探している人
  • お金持ちになりたい人
  • この記事を読んで時間を潰したい人
目次

あらすじ

海外に行きたいですね、

主人公である20歳の学生「ケン」は、

1年間アメリカに滞在し、老人ホームで日本文化と平和について講演している傍ら、企業家や芸術家にインタビューをして回っていました。

なぜそのようなことをしていたのかというと、

友人たちと同じように、大企業へ就職するのではなく、独立して事業を興したいと考えていたからです。

しかし、日本に帰る日まで、残り1ヶ月になっても、事業で成功するための秘訣を見出すことはできませんでした。

そんなある日、

「話が素晴らしかったので、ぜひお礼が言いたい」

と品のいい小柄な老人に話しかけられます。

これが、彼の人生に大きな影響を与えた人物、超お金持ちの実業家ゲラー氏との出会いです。

この出会いにをキッカケに、ゲラー氏から出題される課題に取り組んだり、成功にまつわる話を聞いたりして、幸せなお金持ちになる秘訣を学んでいきます。

本書を読んだきっかけ

私の家には上述したように部屋を威圧するようなバカでかい本棚があります。

そのなかに、本書が埋もれていました。

なぜ、この本を手に取ったかはよくわかりませんが、恐らく私はお金持ちになりたいのでしょう。

副業であるこのブログを始めたのも、きっとその裏付けかもしれません。

無意識の行動に理由付けするのは少し難しいですが、きっと大切なことである気がします。

前置きが長くなりました。

本作品で気になった個所をつまみ食いして、書きなぐっていこうと思います。

この記事では、私が特に気になった個所を書いていきます。

書評

なにを失敗と捉えるか

本書では、何を失敗と捉えるかという場面があります。

その際に、エジソンのエピソードを例にその本質について語られています。

失敗とは、諦めてしまったときにのみ起こる現実なのだよ。

p.230

これには、本当に共感する部分が多いです。

私自身、研究活動を通して、多くの実験を行います。

実験系を自分で組み立て、実験し、データを取る。そのなかで、多くの失敗をします。

しかし、それは失敗というより、

AということをしたらBという結果が得られたという、ただの「結果」です。

変に失敗したと思わず、平然と行動することが大切だと感じました。

また、私自身、実験がうまくいっていないとき、教授に

「このテーマはあまりうまくいかない気がするというより、うまくいかないから、諦めたい」

と相談したことがありました。

「絶対に諦めるな。諦めることを諦めなさい」

と秒殺されたことを思い出しました。

そのメンタルと姿勢は身に付けたいものです。

すべての物事は中立であり、良いも悪いもない

前文と被る部分があるのですが、

この世界で起こることはすべて中立であり、良いも悪いもない。

これは、人生の本質を端的に表しているように感じました。

突然ですが、

「じゃんけんで確実に勝つ方法は?」

と聞かれればなんと答えますか。

方法は一つ。

後出しをすればいいのです。

これと同じことが人生にも当てはまります。

人間のすべての物事に対するリアクション、すなわち感情は、後出しで決めれます。

  • お腹が痛くなった。

この現象に対して、後出しでポジティブな感情を載せてあげれば良いのです。

  • これは、ラッキーだ。仕事を早く切り上げれる。

このような習慣がつけば、人生は好転することは間違いないと感じました。

自分を知り、大好きなことをやる

本書で、

夢を追いかけるのを忘れて、安定した人生を選んだ人間は、言ってみれば『退屈な人生を生きる終身刑』を自らに科しているのに等しい。

p.68

というかなり過激な一文がありました。

人によって人生の捉え方はそれぞれですが、生きるためには、お金を稼がなければなりません。

その労働が一日の大半を占めるのなら、人生=仕事なのかもしれません。

私自身、まだ学生の身分で、社会のことについて、よくわからないのですが、どうせお金を稼ぐなら、好きなことを仕事にしたいです。

最近は、休日にも大学に行って研究することが多くなりました。

それは、やらなければならないという義務より、実験結果が気になるといった好奇心が原動力になっていると思います。

この知的好奇心の対価として、今はある程度お金をもらっているのだとすると、

私は好きなことを仕事にしていると言ってもいいのでしょう。

まとめ

本書では、お金持ちになる方法というより、

人生をどう生きるのかという問いに対する答えが書いているような気がしました。

本記事を読んだだけで本書を読んだ気にならず、

是非、身銭を切って読んでみてください。

きっと、人生を見返すきっかけになるかもしれません。

では、また。

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