私は映画好きだ。
映画鑑賞のほとんどはサブスクでの鑑賞だが、
それでも3ヶ月に2回は映画館に行ってる気がする。
友人と見に行くことが多いのだが、たまに1人でも見に行くことがある。
その際、だいたいどれくらいの期待感をその映画に持っているのかを
いつも一緒に行く友人には聞く。
最近、映画を見に行った際にも、私は友人に今から見る映画への期待値を聞いた。
「今回の映画の期待値は低い」
そう言うと、私は、
「大切なのは期待値の高さではなく、鑑賞後との期待値とのギャップの大きさだ」
といった。
理由は簡単。
おもしろいというある種の感情が動かされるという現象は、予想と反することが起こったときに起きる。
つまりそれが期待値とのギャップとなる。
お笑いでいう緊張と緩和。
そんなことを話した後、映画を視聴した。
映画は、文句なしの期待値を超えないおもんなさだった。
下げた期待値を普通に下回る映画だった。
これが、期待値が低い映画を見る際に、訪れる最悪のデメリット。
期待値を低い、あまり面白くなさそうな映画を選択すると
この現象が頻繁に起きる。
しかし、これは仕方がない。期待値の低い映画を見て、それ以上の映画に巡り会うための布石。
それゆえ、私たちはこの現象を
「挑戦的選択」とポジティブに呼ぶことにした。
そんなことをしゃべりながら、互いの帰路に立った。
皆も流行の映画ばかり見るのではなく、たまには普段見ない映画を見てみてはいかがだろうか。
P.S このコラムが読者の”挑戦的選択”にならないことを祈る。
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