これほど難しい考察は今までになかった。それは自己否定に繋がるからなのか、その真意はわからない。以下は俺の考察の一部である。
現実世界で俺に会ったことある人はわかると思うが、俺は長髪だ(2022年現在は切りました!!)。普段は髪を括っており、横は刈り上げているからわからないかもしれないが、髪をほどくと、前髪は顔面を覆うぐらいある。2年半から前髪は切っていない。
俺の友人には、挨拶がわりにきもいと言われた。父上にすら、きもいと言われた。だが俺はそんなこと気にしない。他人の目はうんこと一緒。
見たくもないし、臭いから鼻すらつまむ。無視でいい。本当に嫌なら流せばイイ。消せ。
だが1つだけ無視できないことがある。
「髪をほどいた姿が如何せん不潔だ。」
これが何故なのか。女は長髪でも不潔ではないのに、男は何故か不潔だ。
原因を模索するべく、仮説を立てた。
1. 俺がイケメンではないから
俺は、鏡を見て笑ってしまうほどブサイクである。今では諦めがついてる、俺はこの顔で生きていく。
ではブサイクの長髪は不潔なのかという仮説に行き着く。対偶を取ると、「イケメンの短髪」、そりゃ清潔だ。対偶が真なら命題も真だ。ここで書いてることがわからない文系は読むのをやめて構わない。
前述した通り、この命題はそんなに単純ではない。
ここで女の場合を考えると、長髪のブスに対して、不潔であると考えたことはあまりない。安直であるが、このことから顔は長髪の男が不潔に見える決定的な因子にならなそうだ。この問題は論理的には解けないのかもしれない。俺はひとまず胸を撫でおろす。顔は原因ではない。
2. 髪質の問題
想像してみてほしい、長髪の男の髪質を。
傷んだ毛先の全体的にカールした髪。一本一本が意思を持ってるかのような髪の毛の方向性。
大概の人はこれを想像する。ここに不潔な原因があるのではないか、と考えるのに時間はかからない。
では逆にしっかり手入れされた男の長髪を想像してほしい。
潤いがあり、毛先は整っており、ストレートである。
ほとんどの人は、これさえも不潔であるという印象を持つ。つまり、髪質は長髪の男が不潔であると言う決定的な因子にはなりえない。では他に何が考えられるのか。
3. 社会的に見た男の長髪のイメージ像
考察はさらに進む。
社会全体を見て、パッと思いつく長髪の男は誰であろうか。
俺は、とある芸人達とRを指定した人がすぐに頭に浮かんだ。
ここにこの命題を解くヒントがあるのではないかと俺は考えた。
長髪の男=芸人といった社会的に珍しい職業の人達
多くの人はこの式に異論はないはずだ。
ではここで芸人を例にとって考えてみる。
芸人は一般的にはクリーンなイメージはない。ある意味でそれが職業であるからだ。自分を落として笑いを取るという手法があるくらいだ。それが一般的に浸透しすぎたせいで、
長髪の男 =芸人=キモくて不潔
という雑な式が成り立ってしまっているのかもしれない。キモいと言うことより芸人のキャラが先行してしまったのかもしれない。
ここで、俺は想像を膨らませる。
「この世界の大多数の男が長髪ならどうなるのだろうか」
ということものである。前述した説が正しいければ、不潔な印象は持たないはすだ。
皆も想像してほしい。結果は誰が見ても一目瞭然である。
かなりきもい。
まとめ
俺の考察はここで終わってしまった。決定的な因子が本当に見つからない。
この命題はかなり難易度が高い。証明することができない。俺としては有難いのかもしれないが。
次に俺の髪型をdisってきた人には、この考察をぶつけて黙らせることにする。その後不潔である因子について議論することにしよう。