最近はお酒を控え、夜はだいたい自炊しています。
今は、というよりも昔から下記の料理本を元に日々、料理を作っています。
我が師、リュウジ先生です。
自炊する人は買ってみてください、お勧めです。
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前置きはさておき、
料理している際に、考えたことでも書き殴ろうかと思いキーボードを叩いてるわけです。
昔もそんな記事書いたなぁと思って探したら、案の定ありました。
2年前の記事です、懐かしいですね。なんか尖ってますね。若人よ。
「橘君は昔より丸くなって、面白くなくなっているよ」
と最近、教授に言われたことを
不意に思い出して、なんか嫌な気持ちになりました。
一度口に出しちまった言葉はもう元には戻せねーんだぞ。 言葉は刃物なんだ。
見た目は子供、頭脳は大人の主人公
すいません、話が逸れました。
少し前、上記の本に書いてある「豚の角煮」を作ろうと思い、いざスーパーへ。
以前にも作ったことがあり、作り方は熟知。
豚の角煮は想像以上に時間がかかるので、一度になるべく多く作ろうと、
ブロック肉を本に書いている2倍量購入。
他は等倍。本に書いているのと同じ量を購入した。
帰宅後、準備し始める。鍋に水を入れ、ブロック肉をぶち込む。
これって肉の量を多くしたから、茹でる時間も変わるのでは?
水の蒸発速度は線形?非線形?線形っぽいけど、2成分系以上だから非線形になるのか、、
頭の中で化学工学が暴れ始める。
ちょっと待てよ、量を倍にしたら、伝熱速度も変わるのか。
てか、伝熱面積である鍋の大きさが変わらないのに、入れる量を勝手に倍にしていいのか。
そんなことを考えてたら、肉を茹で終わってしまった。
次は味付け。
肉の量を倍にしたから、単純に調味料を倍入れるのが正解か!!
んんっ??これってそんなシンプルな計算でいいのかな。
ちょっと待てよ、中火で一定時間茹でる=熱量が決まってる
その伝え先、今回で言ったら具材たちには熱量は分散されるから・・・
全ての作業に疑問が止まらなくなり、
完成した角煮は以前よりおいしくはなかった。
料理は難しい。そう、2年前の自分に伝えたい。
料理はスケールアップ、スケールアップは化学工学。
自分が未熟であったことを2年越しに知った夜。