【過酷】見えないものを見ようとして。

午前2時ではなく、3時。踏切でなく、家で起床。望遠鏡ではなく、釣り竿を担いで家を出る。

この世界で一番が嫌いなことは何かと聞かれれば、朝起きる時間を強制されることだろう。フィッシャーマン達の朝は、とにかく早い。

自分自身、ゴルフを始めて以来、趣味のために早起きすることが増えてきたが、その記録を更新した。

眠い目をこすりながらという次元ではなく、脳死で集合場所に向かう。そこで、食料を調達し、釣りで使う餌を買いに行く。購入後、車で1時間ほどのスポットに向けて車を走らせる。

車内では、何一つ理解できない外国語が話される。昔、外国に行ったときの記憶が蘇る。懐かしいなぁ。英語以外の言語も勉強したいが、今の俺には体力がない。

目的地に到着し、友人が釣り竿の準備をしてくれる。

釣りは思ったより、センシティブなスポーツだと実感する。重り一つにしても少数一桁のオーダー。実に奥が深そうだ。

今回の獲物はクロダイ。別名クエだ。

今思うと目標設定がなかなか高かったのかもしれない。

開始一時間ほどでヒット。捕獲完了。ふぐゲット。かわいい。

友人によれば、ふぐは食べれないから魚にカウントしないと言われた。すぐに気持ちを切り替え、次にいく。

ここがピーク。もう一度言う。ここがピーク。

俺はここから、見えないものを見ようとして。必死に海を見続けた。

昼の3時過ぎまで、ずっと。

釣りは運ゲー要素が多いと思っていたが、決してそんなことはないと思う。

数多くの不確定要素を考慮し、その最適解を見つけていく作業。天候や海の荒れ具合。餌の種類。釣り道具、場所。竿の動かし方。

本当に難しいと感じた。

今回でいろいろと道具を購入したから、月に1度か2度は釣りにでも行こうかと思う。今回は釣れなかったクエの捕獲をお知らせするまで。

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