身体は極限まで、追い込まれていた。
朝起きて、何をするかを考える。少し下半身が痛いと思ったら、
どうやら昨日の21.5kmという旅行にふさわしくないほどの距離を歩いたからだと合点がいく。
とりあえず、準備をし、朝食を取りに、スタバへ。
最近は、朝にコーヒーを飲まないとやっていけない体になっているようだ。
コーヒーを嗜みつつ、予定を爆速で決める。
この時、私はコーヒーを白ティーにこぼし続けていることに気づいていない。
決断をするということは、想像以上に体力を使う。
国立博物館に行こうと決め、grabを呼ぶか悩む。
選ばれたのは、もちろん徒歩だった。
今回は、昨日とは違った道を歩こうと思い、足を進める。
1時間ほど歩くと、そこは間違いなく観光客が来るべき場所ではない、
圧倒的に治安の悪い場所に来てしまった。
だがしかし、汗だくで肩をまくり、
コーヒーまみれの服を来た人に絡んでくる地元民は、いなかった。
猛暑のなか、2時間歩き続け、私は、一線を越えた脱水症状になっていた。
この状態で、ビールでも飲んだら、飛ぶんだろうと思い、
さらに我慢をすることにした。博物館を見物後、遅めの昼食にすることに。
目的のクラフトビール屋は少し遠い。またも歩く。
この辺りから、身体がいかれはじめた。
ふらふらになりながら、歩いていた際、
不意に下を向いてしまった。頭にかけていたサングラスの存在を考える余裕などなく、
目の前には、レンズがぶっ飛んで壊れちまったサングラスがあった。
いったい何をしているんだ。
そんな怒りよりも情けなさが勝つ状況でも歩き続けないといけない。
ついに、クラフトビール屋につき、ビールを注文。
届いたIPAをごくり、ごくり。
想像以上のアルコールの強さに頭が飛びそうになる。
注文したタコスにかぶりつく。
その頃には、サングラスが壊れたことなどすっかり忘れていた。
追加でビールと食べ物を注文。こうなると、地下労働していたときのカイジそのもの。
止まらない。嗜好の時間。
頭がぐわんぐわんし、これはいかんと思った私は、
その後予定をすべてキャンセルし、
直帰し、爆睡した。
歩行距離16.7km
139. 世界1旨いビールを呑む
Why: ビールが大好きです
How: 自分がそうだと思えば、それが世界一です。
Done: 脱水症状になるほど歩いた後にIPAを一気飲みする。