私は、韓国のある美容整形外科にいる。
韓国は、世界でもトップクラスの美容先進国であり、
日本に比べて、施術代とその高いクオリティから多くの日本人が渡航する。
私はこれといって、美容に興味があるわけではないが
あるきっかけで、眉毛のアートメイクをしに韓国のソウルまで来た。
墨を表皮に入れる深さが、アートメイク(浅)とタトゥー(深)では違うっぽいです。
外来すると、流石の美容先進国だけあって、多言語に対応した接客が繰り広げられる。
男女比は、女性が9割弱。
施術の前に、カウンセリングが行われ、どのタイプの施術(4タイプ)にするか。
色素は、どの種類(4種類)を入れるかを決める。
対応してくれた女性の店員さんは、韓国語がペラペラの日本人であった。
タイプの選定や値段の相談をするが、これといって真剣に考えてる様子がない。
こいつ、ちゃんと接客せんかい!!
そんなことを思いつつ、私は、そこまでアートメイクにあまり興味はないので、
一番高いのにしようと思った。
だが元来、想定していた値段(2万弱)より高かったので、
4×4の内、上から2つ目に高いモノを選んだ。それでも3万いかないぐらいだ。
パスポートはありますか?
Yeah, here you are.
それを見るなり、店員さんの目が黄金に光り出す。
生年月日が全く同じです!!!!!!
今まで、生きてきてそんなことは一度もなかったです。
そんなことを力説され始める。
私は、それよりも施術について、もう少し親身になって相談に乗れよと思いながら雑談をする。
どこ出身化、韓国にいる経緯、韓国語がなぜできるのか。他愛のない雑談。
世界は、広いなぁと当たり前のことを感じつつ、支払いを済ませ、
施術室に向かった。
この美容外科は如何せん、デカい。
階を移動した先で、眉毛に麻酔クリームが塗られる。
20分後、施術ベットに寝ころび、
次は、ナイフで切り傷を入れて、麻酔を入れる。
麻酔、ちゃんと効いてくれよっていつも心の中で思ってます
そして、店員さんが眉毛に下書きを始める。
数分後、これでいいか?と言われる。
散髪後の髪型のチェック並みに適当に聞かれる。
んなこと言われても、特にこだわりないし、OKとしか言いようがない。
ようやく、施術が始まる。
カッターで表皮に傷をつけているのだろう、辛うじてその感覚だけわかる。
時間にして、15分だろうか。
再度、この眉毛にいいかと鏡で確認させられる。
脳死で、はいと言う。
色は、チョコブラウンか、ナチュラルブラウンどっちがいい聞かれる。
自分がどっちが似合うかもわからないでの、適当です
ナチュラルブラウンでお願いシャスと即答。そう言った数分後には、施術が終った。
変わり果ててしまった自分の眉毛を観る。
馴染むのには、少し数週間かかるそうだ。
正直、何をもって、似合っているのかもわからない。
そんな初めてのアートメイク経験だった。
施術後は、酒は呑んではダメだと言われたが、
友人の韓国人は、ゴリゴリに呑んだと言っていたので
容赦なく、チャミスルを身体にぶち込んでやりました。
まとめ
自分で経験すると、対象の見方や知識の定着度は、大きく変わる。
物事を多角的に捉えるが大切であると、これまでも今も強くと思っているし、
何度も文字に起こして書いてきましたが、
結局、自分で経験するか、誰かと話してメタ認知しない限り、
本質的には、多角的に物事は捉えれないということに、
遅くはなったが、最近ようやく気づきつつあります。
自分が対象に対して、多角的に見れているかどうかも、
主観的には、結局曖昧でわからないということです。
施術後になってから、
私は、アートメイクとタトゥーの違いやその詳細、
施術方法、眉毛についてなど様々なことを調べあげ、
私は、アートメイクと眉毛に異常に詳しい男となった。
アートメイクに興味がある人は、是非一報を。
Bucket list-117(44個目)
【達成】どれくらい痛いんですかね、身体に墨をぶち込みました@241014
Why: アートメイクしてみたかったんだよなぁ
How: 韓国行って、申し込むだけ。
Done: 眉毛に墨をぶち込んだ。店員さんと生年月日が全く同じだった。
参考文献: タイの伝統文化サクヤンタトゥーをいつか入れたいです。