昔から、スピーチを聞くのが好きだった。
学術的な内容の「TED Talk」から、著名人による卒業式の祝辞挨拶まで数多のスピーチを聞いてきた。
そして、いつからか、自分でもスピーチをしてみたいと思うようになった。
だが、そんなうまいことはいかないのがこの世界。
博士課程を修了する際の卒業式で、祝辞挨拶する機会を逃して以降、
スピーチをする機会には、恵まれなかった。

もっと、研究頑張ればよかったな…
なので、このBucket Listが作成された当初に書いた
No.56「 憧れのスピーチを自分でも!大衆の前でスピーチをしています!!」
このやりたいことリストは、達成されることはないと思っていた。
だがしかし、その機会は思ってもみない形で実現する。



結婚式の友人代表スピーチやってくれん?



炎上させていいなら、引き受ける…
結婚式の友人代表スピーチ…
結婚式まで3週間、依頼するならもっと前から頼めよと言いたくなるが、
半年前から頼まれたら、それはそれでずっと頭に残るから、脳が疲れる。
そんな気遣いなのだろうと、無理やり解釈を捻じ曲げて依頼を承諾した。
普段から、文章を書くことは、このブログで慣れているわけだから、
あとは、緊張をどうやってコントロールするかという勝負になってくる。
と言っても、これまで数多の発表をしてきたので、正直あまり緊張しない身体になっていた。



2時間のプレゼン…英語面接…この成功体験が圧倒的な自信の所以ですね
まぁ、全く緊張しないなんてことは、どう頑張っても無理なので、
いかに本番を想定した準備ができるかにかかっている。
私は、文章を考え始めた…
普段のブログでの文章は、読者に読ませることをあまり想定しなく、
数十年後に自分が読んで楽しむようで書いている。
なので、いきなりうんこだのちんこだの書いても。それは、それで大丈夫なのだが、
今回は、確実に「誰にでもわかる笑いと感動」を取りにいかないといけない。



飛び道具を使ったスピーチではなく、真っ向勝負の文章で勝負するんだ…
もはや、これはある意味で自分との闘い。能力証明の場なのだ。
そんなかける必要のないプレッシャーを自分自身にかけて、準備に取り掛かる。
ああでもない、こうでもない…そんな繰り返しで推敲を重ねる。
文章が完成した。
ここで、大切なことは、客観的な意見を聞くこと。
友人代表スピーチをした経験者の友人に文章を読んでもらう。



もう…この文章は完成されている。だがスピーチは抑揚が大切なんだ!!
私はこれまで、面接や研究発表で、抑揚のないAIのような読み方を注意されてきた。



結局、苦手分野を普通までもっていかないといけないのか…
さらに、別の友人にも教えを説いてもらう。



カラオケボックスに行って、自分の声を聞いて練習するのがええで…
経験者のアドバイスは、聴いて損はしない。
準備の多さが、自信に繋がり、成功を呼ぶ。
そんなこれまでの経験から、私はカラオケボックスに結婚式の1時間前に飛び込んだ。
テスト直前の学生のような詰め込み練習。
抑揚をつける練習。間の取り方。話すスピード。
30分で4, 5回ほど練習する。
もう、成功しない未来は、見えなった。
会場に着いて、旧友たちに会って、談笑を楽しむ。
披露宴が始まる。これまではずっと、素面での発表だったので、
大好きな酒を呑めるのが、それだけでアドだった。
緊張をほぐす意味合いでも、バコバコ呑んだ。
そして、出番が来た。
こういう発表は、第一声で決まる。



ただいま、ご紹介にあずかりました、新郎の友人の橘智之です。
そこからの6分間。長いような短い時間。
本当に、貴重な体験をしたように思う。
ありがとう。
どんな、結果だったかって?
もちろん、信じられないくらいの爆笑と感動を頂いた。
スピーチが終り、席に着いた時、椅子は脳汁でびしょびしょになっていた。
また1つ、成功体験を重ねた私は、以前にも増して強くなった。
憧れのスピーチを自分でも!大衆の前でスピーチをしています!!Why: テイラースウィフトが卒業スピーチした動画を見て感銘を受けたから。
Bucket-List-56
How: 偉業を成し遂げる必要がある。卒業式で祝辞ワンチャンないかね
Done: 友人の結婚式の友人代表スピーチをした。大成功で脳がとろけそうだった。
参考文献: Youtube: NYU’s 2022 Commencement Speaker Taylor Swift

