【教授4人vs俺】死闘の2時間「予備審査」クリアなるか?

本日はお忙しいなか、お越しいただきありがとうございます

指導教員から、俺の経歴と実績が紹介される。漂う異様な空気感。

3、40人は入る居室に集められた教授4人と俺。

まぁ、集めたのは俺なんですけどね。

今日は「予備審査」と呼ばれる

博士号を取得の審査「公聴会」をするに俺が値するか審査する研究発表日。

3年間の成果を発表する非常に重要な日である。

言い換えるなら、進学を決めたときから待ち望んだ日。

静寂の中、諸説明後

それでは、発表を始めてください

指導教授が、研究発表開始のゴングを鳴らした。

チワワvsライオン4頭みたいなもんですね

処刑時間は無制限。

最大、部屋を取っている時間まで。ボコボコにしてください。

6章構成の発表に対して、各章ごとに質疑応答をする。

豆腐メンタルの俺は、声高に第一声を飛ばす。心臓を捧げる

ただひたすら、発表し、教授陣から来る心臓を貫通しそうな質問に答える。

一章の説明が終わり、質疑応答の段階で、俺は気づく。

これは、6章までするのマジで死んでまうて。

それでも、時の流れは止まることを知らず、

淡々と、ただひたすら淡々と発表し、質問に答える。

処刑時間は2時間にも渡った。

1章でされた質問は、最後には忘れましたね。

無事、発表が終わり一度部屋を退出後、再度部屋に入る。

そして、審査の結果を口頭で言われる。

「合格」です。

肩の荷が下りる、教授陣営と雑談後、退出し、無事発表が終わった。

指導教員からのフィードバックを受ける。

良い発表だった。

例年に比べて、質疑応答が良い雰囲気で行われたのは、

研究成果がしっかりあり、資料をちゃんと作り込んだからであると言われた。

全く、その通りです。

この類の発表は、資料作成の段階で8割終わったようなもの。

その段階でどれだけ、対象に対して、深く考えれるかなんだろうなぁと思う。

最近は、メンタル的にかなり追い込まれていた。

それでも動かない身体と脳を無理やり動かし、やり抜かないといけないというプレッシャーもあり、

「人生で経験したしんどかったランキング」トップ10に、入りそうな経験だった。

1位は中型二輪の実技試験で一本橋に乗った瞬間に落ちたことです

意味わからんぐらいの作業量と漠然としたプレッシャーと対峙した際の処世術を学んだ。

最後の発表まで、あと1ヵ月ちょい。

できることを淡々と。鬼の継続で。

最後までやり切りたいですね。

現場からは以上です。

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