【達成】博士号(工学)取得し、世界共通の資格を獲得しています!

審査員の教授方も「良い発表だ」と褒めていた。質疑応答も上手に答えていたし、素晴らしい発表だった。合格です。

指導教員からそう言われ、肩の荷が下りる。

2024年8月5日。ブラックマンデーを越える下げ幅を見せた日経平均。

そんな歴史的な日。

私は、「Final Defense」と呼ばれる博士号を得るために必要な最後の試験を受け、

無事、博士号取得が確定した。

動画でわかる博士号とはなにか

人類の知識すべてを含む円を考える。小学校を卒業するまでには少し知るようになる。高校を卒業する頃にはもうちょっとだけ知るようになる。大学を卒業すると、専門性が身につく。修士号を取ると、その専門性が深まる。研究論文をいくつか読むことで人間の知識のフチまで到達することができる。フチに到達した時に、そこに集中する。そのフチを数年押し続ける。フチが壊れるまで続ける。こうしてできたコブが博士号(Ph.D)と呼ばれる。もちろん今度は世界が違って見えるようになるだろう。だからこそ大きな絵を忘れてはいけない。押し続けよう。 コンセプト: Matt Might (http://matt.might.net/) / “The Illustrated Guide to a Ph.D.” (http://matt.might.net/articles/phd-school-in-pictures/) CC-BY-NC 2.5 音楽: Josh Woodward (http://www.joshwoodward.com/) / “Already There” (http://freemusicarchive.org/music/Josh_Woodward/) CC-BY アニメーション: Pavel Boytchev (a.k.a. やまびこ) CC-BY 翻訳: 加藤公一 (http://hamukazu.com/2013/11/14/illustrated-guide-to-phd/)

非常にわかりやすい

ここまで来るのは、本当に長かった。

進学を決めたあの日から、3年以上経ったと考えると、本当に時の流れの速さを感じる。

進学、進学、進学。。。|たちとも~博士の日常: 学生ニートブログ~

気がつけば、俺は23歳だ。 同期の友人達が就職活動をする中、俺は就職担当の教授(まぁ自分の研究室の教授だが)にドクター進学するって伝えた。Ohhhhって言われて終わった。塩だった。 自分の中で色々考えて決断した。俺ならできる。 理由はまぁ色々あるわけだが。 ・世界で通用する人になりたいやん。 ・今やってる研究をもう少し続けてもいいかなぁ。 ・そもそも留学行く予定だったし、 ・やっぱ、人と違うことをしてぇ ・教授と助教のプッシュ、プッシュ、プッシュ。 ・大きい挑戦をしてぇ。 世界で通用する人になりたいやん。 まぁ、そのまんまの意味だな。将来は海外で働きたいって思っているの

昔に書いたデジタルタトゥー記事です

上記の記事を書いた、自信に満ち溢れすぎていた当時の自分に言いたい。

博士課程の3年間は、これまでに経験したことのないような辛い出来事や嬉しい出来事があり、

それをしっかり乗り越えれたぞ、と。

ゴルフや旅行ばかりしていたわけでは、ないんです。

当時の自分は、「自分は何でもできる」という根拠なき圧倒的な自信で武装されていた。

それもきっと大成するには大切なんだろうが、

今になってわかる。自分一人だけでできることって、思っている以上に限られているだなと。

それは、別に博士号を取ったから気づいたってわけではなく、きっかけが博士号だけだったって話。

博士課程の期間は、本当に孤独との闘いで、

研究しなくても自分のせい。研究が前に進まず、成果が得れないのは、

自分の能力が低いからという、圧倒的な劣等感を抱き、

それでも、やらなければ、行動を起こさなければ何も変わらないという強迫観念な的な感情で、

ひたすら前に前に、感情を殺して、自らを律して研究する日々でした。

そんな自分には、進学以前の根拠なき圧倒的な自信はこれっぽっちもありませんでした。

辛いなら、やめたらいいと何度も教授に言われましたね・・・

それでも諦めずに、ここまで走り続けれたのは、

  • 始めから最後まで、厳しくも、暖かい声をかけ続けてくださった先生方。
  • 死にそうなメンタルになっている俺を横目に、いつもケラケラ笑っている研究室の諸君。
  • 国内外のどこに行っても、いつも遊んでくれて、笑いあえる友人達。
  • ブログやYouTubeを見て、良かったとコメントをくれるネット民。
  • ゴルフの練習場やテニススクールで共に、汗を流し、明日の気力をくれる人達。
  • 実家でいつも暖かく迎えてくれる家族。

そんな一見関係のないような小さな言葉でも、

それが積み重なり、自分にとって、限りなく大きな支えとなっていたと感じます。

今後は、この経験を通じて得た、根拠なき絶対なる圧倒的な自信を胸に、次の挑戦に挑もうと思います。

本当にありがとうございました。残すは卒業式だけですね。

現場からは以上です。

では、また。

  1. 博士号(工学)取得し、世界共通の資格を獲得しています!
    Why: 最高学位取ったら、カッコいいから!学歴マウントからの逸脱。
    How: メンタルを削りと命をすり減らして、黙って研究する。
    Done: 自分一人では成し得なかった。支えてくれた全ての人に感謝です。
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